静岡県富士宮市 NPO法人EPO
障がい児・障がい者の就労支援・自立支援事業に取り組む、特定非営利活動法人EPO様。
事業の一環として、静岡県富士宮市の“EPO Farm & Garden”(エポファーム&ガーデン)にて、農薬を使わない有機肥料によるエコな循環型農業に取り組んでいます。

エポファームで育てた野菜や卵といった農産品を出荷するかたわら、敷地内に併設された“Café こばっちょ”では、放し飼いにした烏骨鶏の卵で作った「うこっけいプリン」や、農場で生産したラム肉を使った料理などを食すことができます。
そんなEPO様ですが、“Café こばっちょ”からもう少し奥へ進んだところへ、キャンプのできるイベント広場の整備を計画されていました。そのためには、障害のあるスタッフたちが利用できるトイレが必要です。

農場で働く障がい者たちに快適なトイレを
“Café こばっちょ”にはもちろんトイレがありますが、イベント広場までは少し距離があります。ひとまず仮設トイレをレンタルして使用していたものの、障害のあるスタッフたちのため、なんとかしてもっと使い勝手のよいトイレを整備してあげたい……。

そんなとき、インターネットでたまたま目にしたのが、弊社『NEWTO(アンビエンテ)』の広告でした。
循環型の農業を軸に、自然との触れ合いを通じた支援活動を行うEPO様。ただ農地に設置できるというだけでなく、「汚水をリサイクルする、循環式トイレ」というところにもシンパシーを感じてくださったようでした。
EPO様は社会福祉に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)ということで、日本財団へ助成金を申請。その助成金を資金として、『NEWTO(アンビエンテ)』をご購入いただきました。
やわらかい地面の上でも設置可能
今回採用されたのは、洋式便器が1台、1日に25回程度の処理能力を有する“WT25-U1”です。
“Café こばっちょ”のBBQ場と仮設トイレの間の8メートル(m)×6メートル(m)ほどの空きスペースに設置することになりました。とにかく地面がやわらかく、ユニット搬入時にはトラックがぬかるみにハマってしまい大変でした。

敷石を基礎代わりに、沈みを防止しつつ水平を確保。その上に、『NEWTO(アンビエンテ)』を設置します。

白いユニット外観は、木々の生い茂る林の中でもパッと目を引くのがいいですね。だけど、自然の美しい景観は邪魔しません。このときはちょうど紅葉シーズンでしたので、木々が鮮やかに色づいてとてもきれいでした。

将来的には車いすでも利用できるトイレに!
下水や浄化槽を設置できないということもあって、農園へのトイレ設置は非常に根深い問題です。
とくに、エポファームで働く従業員の多くは障がいを持つ人たちなので、トイレの使い勝手の悪さが大きなバリアともなり得ます。
そして今回、エポファームに『NEWTO(アンビエンテ)』が設置されたことで、トイレの問題がひとつ解消され、支援の幅も大きく広がりました。

「これからイベントなども開催していく予定なので、とても助かっています」と、施設の皆さまも大変喜んでくださっています。
さらなる支援拡大のため、将来的には『NEWTO(アンビエンテ)』を車いすでも利用できるよう、自分たちで改良していきたいとのことでした。

紅葉の向こうで富士山が見守る、最高のロケーション。トイレを使うたびにホッと一息。四季の移ろいを思う存分、楽しめそうですね。
循環型の農業と相性抜群の、循環式トイレ『NEWTO(アンビエンテ)』。手を加え、改良を重ねながら、今後末永くお付き合いいただければ幸いです。
循環式トイレで
あなたの街の地域循環を促します