千葉県市原市 外資系企業D社工場
千葉県市原市にある、外資系企業D社のシリコン原材料製造工場。工場内では、毎日20名ほどの従業員が働いています。

この辺りは多くの工場が建ち並ぶ工業地帯で、周囲には同じような化学工場がいくつも隣接しています。
今回、循環式の屋外トイレ『NEWTO(アンビエンテ)』を設置したのは、D社の作業場所に近い、工場建屋のすぐ隣にある約1.5坪ほどの空きスペース。
道路に面した場所なので、道行く人の視線がトイレの中まで届かないよう、建物の向きやドアの開き勝手など、プライバシーに十分な配慮をしながら配置計画を進めていく必要がありました。

浄化槽がなくてもトイレを設置できる!
もともと、D社の工場にはトイレがありませんでした。そのため、従業員はそれまで同じエリア内に工場を持つW社のトイレを借りて使用していたそうです。
ところが、あるときトイレの使用方法をめぐってトラブルが勃発!
ちょっとしたクレームをきっかけに、なんとW社よりD社の従業員に対して「トイレの使用禁止」が言い渡されてしまったのです。
「トイレが使えない…」
一刻を争う事態。やむを得ず、D社では自社工場へのトイレ新設を急ぐことになりました。
工場へのトイレ設置にあたり、当初は合併浄化槽を設置する案もあったそうですが、調べてみると法的な制限により工場敷地内への浄化槽整備は難しいということがわかりました。
そこで、敷地内に浄化槽なしでも設置できるトイレを大慌てで探していたところ、たまたまインターネット広告で見つけたのが『NEWTO(アンビエンテ)』でした。
独自の処理槽で汚水をリサイクルする『NEWTO(アンビエンテ)』なら、当然ながら浄化槽は不要です。さらに、不燃材料を使用して防火仕様のトイレにすることも可能。
エリア一帯が防火地域に指定されているということもあり、この「浄化槽不要」「防火仕様対応可能」という二点が、D社において『NEWTO(アンビエンテ)』を採用する決め手となりました。
そして、待ちに待ったD社工場へのトイレ設置の日が訪れました。
“防火仕様”が屋外トイレ設置の条件
女性従業員の多い職場ということもあり、トイレの個室は男性用・女性用と2室あるタイプをチョイス。
処理槽は1日25回程度の使用を見込んだ大きさとなっています。
色は主張しすぎず、工場の建屋外観にもマッチするネオホワイト。



今回のトイレは防火仕様が設置の条件なので、下地から壁のクロス・床材といった仕上げに至るまで、すべて不燃材料を使用しています。
壁下地には石膏ボードを。機械室のケーブル類もすべて、計装配管で被覆しました。

内装には外観の色と同系色のクロスを使用し、すっきりと落ち着いた雰囲気に仕上げています。
公衆トイレのような寒々しさもなく、仮設トイレのように殺風景でもない。
まるで自宅トイレのような清潔感ある仕上がりで、女性従業員の皆さまからも大変好評をいただいています。

そして迎えた、消防検査当日。
(ちゃんと検査を通るのか?)
(本当に大丈夫?)
その日は朝から、弊社スタッフもいつにないピリピリムード。
不穏な空気のなか、無事検査を通ったとわかった瞬間には、一転して全員の顔に安堵の笑顔が広がりました。
消防検査というのは、どんな場合でも緊張するものですね。
場所を選ばず設置できる『NEWTO(アンビエンテ)』
D社工場への汚水リサイクルトイレ『NEWTO(アンビエンテ)』の設置が完了。
ダークブラウンのドアにネオングリーンのピクトグラム。「いかにもトイレ」という感じではない、おしゃれな外観がいいですね。

「たかがトイレ」と思いがちですが、居室を増築するのとは違い、トイレの設置にはどうしても汚水処理の問題がつきまといます。
そのため、トイレの新設・増設は思っている以上に手間がかかりますし、場合によってはかなり困難な工事になることも。
しかし、弊社の『NEWTO(アンビエンテ)』なら、汚水処理計画を変更することなくトイレを設置することができ、場所も選びません。
基礎も不要。必要なのは、設置に必要な最小限のスペースだけ。

こうして見ると、ごくシンプルな普通のトイレですが、その実、内部で汚水リサイクルを自己完結してしまうという高度な浄化性能を持っていること、実際の使い心地にも何の不自由もないことに、D社従業員の皆さまも「へぇ!」と感心しきり。
これでもう、仕事中でもトイレに困ることはありませんね!
弊社の『NEWTO(アンビエンテ)』を、今後末永くご活用いただけましたら幸いです。
(もしトイレに困っている人がいたら、貸してあげてくださいね)
循環式トイレで
あなたの街の地域循環を促します